機械式駐車場のメンテナンス費用がばかにならないことは多くの方がご存知のことと思います。
最近では、駅に近く利便性の高いマンションでは、自家用車を手放す人も多くなり、駐車場の契約率が下がる傾向にあります。
そうなると、高いメンテナンス費用は払い続けたまま、駐車場収入が減少するので、管理組合の財政が厳しくなってくることもあります。
今回は、重松マンション管理士事務所が顧問としてお世話になっているマンションで、機械式駐車場を平面化した事例をご紹介いたします。
実は、私の自宅マンションでも屋外の機械式駐車場の平面化工事を2012年に実施したことがあり、その時の様子はブログでご紹介しました。
今回の事例は、マンションの地下駐車場の平面化工事だったので、私の自宅のときとは異なる方法で平面化しました。

工事の様子

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施工前の状態です。
地下ピット2段(2列)のパズル式で、全部で7台収容可能です。
契約率が下がってきたので契約車両の移動等を行い、効率化を図ったうえで、複数あるピットのうち4ピットを平面化することにしました。
施工後の状態です。
かなりすっきりして、大型車両2台の収容が可能です。

なお、今回上記工事を施工した専門会社のご協力により、工事中の動画をご紹介します。
今回の事例とは違う物件ですが、工事の方法や内容等はご参考になると思います。

投稿者プロフィール

重松 秀士
重松 秀士重松マンション管理士事務所 所長
プロナーズ理事(開発担当・監査人兼務)
マンション管理士、管理業務主任者、宅地建物取引主任者、ファイナンシャルプランナー、再開発プランナー、二級建築士、二級建築施工管理技士、建築設備検査資格者、甲種防火管理者、甲種危険物取扱者。
大手タイヤメーカー勤務を経て、平成15年2月マンション管理士として独立。財団法人マンション管理センターで嘱託社員として「マンションみらいネット」の立ち上げや「標準管理規約」第22条に対応する「開口部細則」の制定に従事。現在は約40件の管理組合と顧問契約を結びながら継続的な管理組合運営のサポートを行いつつ、大規模修繕工事や給排水管更新工事、管理コストの削減、管理費等の滞納、管理規約の改正等の個別コンサルティングを実施している。