イノベリオス(本社東京)は9月1日、日本ハウイイング(本社同)と同社のマンション管理支援アプリ「クラセル」に関するOEM提供契約を結んだ、と発表した。契約締結日は7月25日。

会議管理機能やデータ保管機能など、従来の「クラセル」には装備されていない機能を付加した。

日本ハウズイングは、区分所有者向けの掲示板・議事録自動作成機能などを装備する別のアプリと組み合わせ、独自の自主管理支援ツールとして「はうナビ」を開発。今後、自主管理物件に同サービスを提案していく。

同社では「自ら管理業務を行う管理組合を対象に、その活動をサポートする新しいサービスが始められないかを検討していた」と説明する。7月に始めた「第三者管理方式」に続く、管理組合役員のなり手不足・負担解消策という位置付けだ。

OEM提供契約については「『クラセル』を試用する機会を得て検証した結果、優れた操作性や機能性、高い汎用性など、お客様のニーズを高い次元で満たせるアプリケーションだと判断し採用させていただくこととした」としている。

「はうナビ」は、出納会計業務・組合員向け掲示板・データ保存・会議管理・議事録作成などの組合運営業務を行える理事会支援用のウエブサービス。日本ハウズイングと管理組合はアプリケーションの提供者と利用者という関係で、管理形態は「自主管理」となる。

基本的にフロント担当などの人的派遣は行わない。管理組合が人的派遣を希望する場合は別途有償となるが、1カ月2回まで電子メールによる問い合わせ対応が基本契約に含まれている。清掃、点検業務は専門業者を紹介するほか日本ハウズイングとの別途契約も可能。

基本的な利用料金は同社によれば20戸のマンションでは2万円(税別)、100戸の場合4万7000円(同)。

会計業務費同社比で約3割削減

従来業務との金額比較については「管理委託契約とは内容やサービスが異なるため一律の比較はできないが、会計業務のみでは弊社比較で約3割の削減になる」としている。

同サービスの利用メリットとしては∇主体性を持った管理組合運営を維持しつつ出納会計業務が便利になる∇掲示板・アンケート機能の活用によるコミュニケーションの活性化∇データ保存機能の活用によるペーパーレス化∇議事録自動作成の活用による事務効率化ー等を挙げている。

イノベリオスは「本件は企業グループの枠組みにこだわらない新しい取り組みであり、両社が持つマンション管理に関するノウハウを有効活用することで管理不全、老朽化問題といった社会問題の解決にも寄与できる」とコメントしている。

同社によれば。OEM契約の締結は他社でも可能。

以上、マンション管理新聞第1248号より

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投稿者プロフィール

福井 英樹
福井 英樹福井英樹マンション管理総合事務所 代表
マンション管理士(国家資格)・宅地建物取引士(国家資格)・区分所有管理士(マンション管理業協会認定資格で、管理業務主任者の上位資格)・マンション維持修繕技術者(マンション管理業協会認定資格)・管理業務主任者(国家資格)資格者で、奈良県初、大阪府堺市初かつ唯一のプロナーズ認定者