三菱地所レジデンス(本社東京)は長谷工コーポレーション(本社同)の技術提案を受け、大規模修繕工事周期を延伸するスキームを構築。修繕費を削減する取り組みの第一弾として埼玉県川越市の「ザ・パークハウス川越フロント」(192戸)に導入した。6月26日に発表した。
「川越フロント」は長谷工コーポレーションが竣工を手掛けた。新築時または大規模修繕工事時に耐久性の高い外壁材を選定、適切な点検・補修を行い、足場を設ける大規模修繕工事の周期を12年から18年に延伸。長期修繕計画に反映させた。
同社の試算では、周期の延伸により40年間の修繕積立金の総額が4~9%軽減される見込み。「川越フロント」では約9%、2億3000万円が軽減される計算となる。
耐久性を高めるため、タイルには剥離防止工法、屋上防水にシート防水、仕上げ塗材には高品質上塗り材などを採用した。
長谷工コーポレーションによれば、今後同社が施工した新築マンションへの導入を進める。既存マンションへの導入については「お客様の反応を鑑みて検討する」としている。第2弾の導入物件は未定。
以上、マンション管理新聞第1307号より
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投稿者プロフィール

- 福井英樹マンション管理総合事務所 代表
- マンション管理士(国家資格)・宅地建物取引士(国家資格)・区分所有管理士(マンション管理業協会認定資格で、管理業務主任者の上位資格)・マンション維持修繕技術者(マンション管理業協会認定資格)・管理業務主任者(国家資格)資格者で、奈良県初、大阪府堺市初かつ唯一のプロナーズ認定者