4割上が「いずれ売却しようと思っていた」ー。LIFULL HOME’Sが今年2月、4年以内に1都3県でマンションを売却した508人に実施した調査で、区分所有者のこんな意識が浮かび上がった。

売却した住戸の入手経緯は「自宅用に購入した」が82.7%(複数回答)。投資目的での購入が24.1%。購入時の状態は「新築」が71.7%を占めた。

購入時の所有意向は「いずれ売却しようと思っていた」が45.4%で最多。「ずっと住もうと思っていた」が36.0%で2位。17.1%は「特にどちらとも決めていなかった」と答えた。

売却した住戸での居住期間は「10年より長く住んでいた」が31.0%で最多。「3年以内」24.0%、「5年以内」15.9%、「1年以内」13.9%と続き5年以内での売却が53.8%にも達した。

売却検討のきっかけは「不動産価格が上がっていたので高く売れそうだと思った」が25.3%で最多。

売却益は「プラス」回答が62.1%。このうちの4割弱は売却益が1000万円以上あったと答えている。

「マイナス」回答は16.2%。「分からない・覚えていない」が12.9%あった。

住宅ローンの状況は「完済していた」が42.0%、「残っていた」が35.0%。「ローンは組んでいない(一括購入)が18.3%あった。90.7%が売却代金で残債を完済できたと答えている。

売却後の住まいは「新築マンション」が35.6%で最多。23.5%は新築・中古を併せた戸建て住宅を購入していた。

居住中の管理費・修繕積立金について、どう感じたかも質問。「高すぎると感じた」「高いと感じた」の合計は管理費48.5%、積立金49.1%。「妥当」は管理費44.6%、積立金44.0%。

以上、マンション管理新聞第1301号より

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投稿者プロフィール

福井 英樹
福井 英樹福井英樹マンション管理総合事務所 代表
マンション管理士(国家資格)・宅地建物取引士(国家資格)・区分所有管理士(マンション管理業協会認定資格で、管理業務主任者の上位資格)・マンション維持修繕技術者(マンション管理業協会認定資格)・管理業務主任者(国家資格)資格者で、奈良県初、大阪府堺市初かつ唯一のプロナーズ認定者